交通労連トラック部会第26回中央労使懇談会開催

組合員の皆様、日々の業務お疲れ様です。5月半ばを過ぎ、日中は汗ばむくらいに暖かい日も増えてきました。季節の変わり目ですので、どうか体調管理にご留意ください。

 さて、5月18~19日の日程でトラック運送業界における人材の確保と育成について、労使で意見交換を行うことを目的に「第26回中央労使懇談会」が熊本県「ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ」で開催されました。

労使懇談会には企業側19社、労働側24労組、総勢70名が参加され、久留米運送(株)より二又CEO、久留米運送労組からは三役で出席しました。

左・久留米運送(株)二又CEO  右・久留米運送労働組合 森髙執行委員長    

懇談会前には、株式会社コヤマ経営の小山雅敏氏から、「トラック運送業界における人材の確保と育成について」をテーマに、①運転者人材の採用②新卒者の採用促進③女性運転者の採用促進④高齢者の採用促進⑤人材が定着するための方策⑥ハラスメント防止措置⑦賃金制度の見直し⑧トラックドライバーの労働時間規制への対応について講話をいただきました。

続いて、会場を移し労使との懇談に入りました。主催者を代表して座長の園田中央執行委員長があいさつに立ち、「ご多忙の中、多くの労使が参加いただいたことに感謝を申し上げるとともに、開催にご尽力いただいた九州地方総支部の各加盟組合や企業にお礼を申し上げたい」と感謝を述べた後、次いで企業側を代表して九州産交運輸㈱の堀好顕代表取締役があいさつに立ち、「交通労連の中央労使懇談会を熊本で開催していただいたことに、感謝申し上げたい」と告げられました。

続いて、意見交換に入り「各社の採用活動と人材育成活動について」を懇談テーマに園田中央執行委員長から、「労働生産人口が減少し、労働力の確保がより難しくなることが想定される。そのような中で各企業において、どのように取り組んでいるのか報告いただきたい」と問題提起と意見交換の目的を説明した後、各社より報告をいただきました。

各企業からは、採用活動について「ホームページとハローワークで対応※ハローワークの採用は減少している。新卒採用については学校を訪問」人材育成活動については「自社の研修センターを活用。YouTubeを活用した職種毎の教育」など、多くの取り組みが報告され、労使で意見交換を行った後、今後も労使で知恵を出し合っていくことを確認しました。

次いで、次年度の労使懇については、幹事企業となる岡山県貨物㈱と相談しながら開催場所や時期などを検討していくことも確認し、労使懇談会は成功裏に終了しました。